IOPダイビングセンターで働くスタッフの日記

伊豆半島の伊豆海洋公園内にある、 IOPダイビングセンターで働く スタッフの日記です。

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東日本大震災ボランティア活動報告書 (2)

緊張のブリーフィングです・・・
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作業内容
◆カキ養殖イカダ下のロープ切断作業
  もともと650基あったカキの養殖イカダが、津波により破壊され、残ったイカダは6基のみ。そのうち4基のイカダもアンカーロープ・魚網・電信柱・電線・家の瓦礫、たち木などが互いに絡み、瓦礫 等から開放出来ない場合は、ゴミとしてサルベージ船で撤去するしかなく、すぐに漁を再開できる状態でなかった。作業工程はロープ切断用ナイフを装備し、海中で複雑に絡み合うロープなどを手探り状態で確認しながら、刃物のように鋭く尖ったカキに触れぬように切断除去し、作業依頼にあった4基のイカダを無事分離させることができた。

◆アンカーロープ切断作業
  もともと湾内には多くの養殖イカダが点在していたが、津波によってイカダは流され、海底から伸びたアンカーロープだけが残された。そのロープが水面まで出て航路を往航する船舶のスクリューに絡み安全な船の航行を妨げていた為、海底のアンカーに繋がったロープを海底付近で切断してほしいと依頼された。作業は、ロープ切断用ナイフを装備し、25mから30mほど潜降して海底のアンカーとの結び目を切断するものだった。この作業も唐桑漁協より依頼された約9箇所のアンカーロープ切断を全て完了した。

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◆沈没した漁船の回収作業
  震災時、津波を予測して沖へ逃げた船は助かったが、逃げ遅れた漁船は沈没などの被害にあ
い船の数も激減していた。湾内には沈没した漁船などが無数に点在し、その多くは瓦礫として大型のサルベージ船が回収していた。現地に到着しまず依頼されたのが、沈没した漁船の船底等の損傷チェックをしてその船の使用の可否を確認することであった。漁協の若いオーナーの船が漁港より20mほど離れた所に沈没していた。その沈船を水中ビデオカメラで撮影し、船のオーナーが映像をチェックしてみると、エンジン以外は使えそうだと言うことで、引き上げることが決定した。しかし、ただ沈没しているわけではなく、魚網やロープが絡まり、スクリューには家の柱が挟まっていることが判明した。そこで、潜水作業により全ての障害物を取払い、漁船の船体に回収用ロープを巻きつけ、無事漁船の引き上げが完了した。

◆重油が流出している沈没漁船の回収作業
沈没した漁船より重油が流出していた。漁師たちは自然環境の汚染や水産資源への影響を考え、船上より洗剤を撒くなどして被害を食い止めようとしていたが、流出を止めるには船体の引き上げが必須だったことと、サルベージ船も回収時重油が流出するのでこのままでは回収できないとの事であった。作業依頼はこの船の底にダイバーが入り、引き上げ可能な様にロープを掛けて欲しいというものだった。横倒しの船体は船首をブイで浮かせてある状態でブイのロープが切れると下にいるダイバーは潰される危険があったので慎重に船体の状態とロープを確認した後、引き上げるためのロープを船体の下に入り結んできた。この作業も海面に漂う油と有毒なクラゲのあいだをうまく通りぬけ、無事に完了した。

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◆漁業資源調査
  水産資源であるアワビ・ウニ・ワカメなどが生息する漁場が、津波によりどのような被害が出たかの調査。今回の潜水調査により、漁場にはアワビ・ウニ・ワカメが元気に生息していることが判明し、ミズダコが複数いてダイバーが近づいても逃げる様子なし。

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おまけプロマイド 
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